TBS日曜劇場『VIVANT』で自衛隊の秘密組織「別班」の司令官・櫻井里美を演じる女優のキムラ緑子(64)が、2026年9月5日のInstagram投稿をきっかけに炎上している。入管の外国人強制送還を「人間のすることか」と批判したうえで「南京大虐殺もするし、朝鮮人虐殺だって」と持論を展開し、700件超のコメントが殺到。謝罪では自身の言葉ではなく内田樹氏のコラムを引用したことで「全然謝罪になってない」とさらに批判が広がった。
さらに過去の投稿も掘り起こされ、2026年1月に山上徹也被告の無期懲役判決に対して「山上くんの無期懲役判決には全く納得いかんわ」と同情する内容を投稿していたことが判明。元首相を殺害した人物を「くんづけ」で表現していたことが問題視され、「テロリストだぞ」という批判が集中している。
TL;DR
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人物 | キムラ緑子(64)- 女優 |
| 発端 | 9/5 Instagramで入管政策批判を投稿 |
| 問題の発言 | 「人間のすることか」「南京大虐殺もするし」 |
| VIVANT出演 | TBS日曜劇場「別班」司令官・櫻井里美役 |
| 炎上理由 | 役柄(国家の秘密部隊司令)と政治的発言のギャップ |
| 謝罪 | 9/10 Instagram、自身の言葉ではなく内田樹コラム引用 |
| 再燃 | 1/21の山上被告同情投稿がSNSで拡散 |
| 批判 | 700件超コメント、降板要求も |
発端 - 9月5日のInstagram投稿
キムラは9月5日、自身のInstagramに以下のように投稿した。
《嫌です、いやです 航空券も買って帰国すると言っている家族をいきなり 強制送還させる、東京入管》 《なんなのこれ?非正規滞在者を対象にした「ゼロプラン」っつうやつ。国費を使ってバンバン送還させるとはりきってる政策な。こんなやり方、人間のすることか!》
さらに以下のように持論を展開した。
《となれば、そりゃ南京大虐殺もするし、朝鮮人虐殺だってまちがいなく、したわな。するする》
投稿は瞬く間に拡散し、9月13日時点で700件超のコメントが寄せられた。賛同する声も一部あったが、大多数は批判的だった。
なぜ炎上したのか - VIVANT司令官とのギャップ
問題は投稿内容の是非そのものだけではなかった。キムラが出演しているドラマとのギャップが大きい。
キムラはTBS日曜劇場『VIVANT』(2026年7月26日開始、日曜午後9時)で、自衛隊の非公認諜報部隊「別班」の最高司令官・櫻井里美を演じている。別班は日本を守るために暗躍する秘密組織であり、櫻井は国家のために任務を遂行するキャラクターだ。
国家のために任務を遂行する司令官役を演じる女優が、政府の外国人政策を「人間のすることか」と批判し、「南京大虐殺」という歴史的事例まで持ち出した。視聴者の多くはこのギャップに違和感を覚えた。
SNSでは以下のような批判が寄せられた。
- 「VIVANTで国家のために戦う役を演じておいて、こういう投稿は矛盾してる」
- 「キャラとのギャップが大きすぎる」
- 「VIVANT降板すべきでは」
9月10日の謝罪 - 他人のコラム引用で火に油
批判の拡大を受け、キムラは9月10日にInstagramを更新し謝罪した。
《私の投稿ですごいたくさんの方々が嫌な気分になって本当にごめんなさい》 《つらいわ 誰かを嫌な気分にさせるってほんとに 悲しいことです》
ところが、この投稿には別の問題があった。キムラは謝罪の文脈で「ここに載せる写真がないので 尊敬する内田さんの記事にします」と記し、東京新聞に掲載された神戸女学院理事長の内田樹氏のコラムを引用した。
内田氏のコラムは、自らが絶対に正しいと思わず、意見が異なる人の言葉にも耳を傾けるべきだという内容だった。キムラは謝罪の文脈でこれを引用したため、批判者に対して「考えが違う人の意見も聞くべき」と釈明しているようにも受け取れた。
SNSでの反応は厳しかかった。
「自分の言葉で上手く言えないから、尊敬する内田樹の記事を紹介するって。全然謝罪になってないよ。それどころか火に油を注いでる」
山上被告への同情投稿 - 過去が掘り起こされる
SNS炎上が大きくなるにつれ、キムラの過去の投稿にも注目が集まった。波紋を広げたのは2026年1月21日の投稿だ。
この日は、2022年に安倍晋三元首相を銃撃した罪に問われた山上徹也被告に奈良地裁が無期懲役を言い渡した日だった。キムラは以下のように投稿した。
《山上くんの無期懲役判決には全く納得いかんわ 裁判で統一教会と自民党の関係がはっきりすると思ったら何にもしないし》 《統一教会の冊子の表紙になるほどでしょ 献金が(自分家の金が)政治資金になってたわけで、、統一教会を苦にした兄も自殺し、人生がボロボロに追い込まれた少年の一生が終わりにされようとしてる》
山上被告を「くんづけ」で呼び、犯行に至った生い立ちに同情する内容だった。この投稿が今回の炎上とともにSNS上で拡散され、さらに批判が集中した。
「右寄り、左寄り、色んな人がいて良いと思う。でも、テロ的人殺しを愛でるのは左右関係なく人としてクズだと思うよ」 「一国の総理大臣を暗殺した、日本史上最悪のテロリストを擁護する発言は見逃してはならない」 「これはひく…テロリストだぞ」
キムラ緑子とは
キムラ緑子は1961年10月15日生まれ、兵庫県出身。同志社女子大学卒業後、1984年に劇団「M.O.P.」を創設し、2010年解散まで看板女優として活躍した。
NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(2013年)で注目され、映画では『海街diary』(2015年)、『三つの月』(2022年)などに出演。VIVANTでは2023年の第1シーズンから櫻井里美役を務め、2026年の第2シリーズでも継続出演中だった。
キムラはInstagramで政治的・社会的な問題について積極的に発信してきた。2026年3月には「国会前デモ」に参加し、「なんで取材してくれないんですか?」と新聞社を名指しで批判する投稿もしていた。
SNS炎上と俳優の表現の自由
今回の騒動は、俳優の政治的表現と役柄の兼ね合いを浮き彫りにした。
俳優が私生活で政治的意見を発信すること自体は個人の自由だ。しかし、放送中の人気ドラマで国家の秘密部隊を率いる司令官を演じながら、「国家の政策は人間のすることじゃない」とSNSで批判するのは、視聴者に強い違和感を与える。
山上被告への同情的な過去投稿が掘り起こされたことで、批判は「意見の違い」の範囲を超え、「人格の問題」としてエスカレートした。
VIVANTへの影響
今回の炎上は『VIVANT』自体にも影響を与えている。SNSでは「降板すべき」という意見が上がっているが、TBS側は現時点で公式コメントを出していない。
ドラマの視聴率への影響はまだ不明だ。視聴者の間では「役と本人は分けて見たい」という声と、「VIVANTを見るたびにキムラさんの発言を思い出してしま」という声に分かれている。
SNS反応
X(旧Twitter)やInstagramのコメント欄では、賛否が大きく分かれた。
批判派
- 「VIVANT降板してほしい」
- 「山上被告を『くん』呼びするなんて信じられない」
- 「謝罪が他人のコラム引用で全然谢罪になってない」
- 「役柄とのギャップが大きすぎる」
擁護派
- 「個人の意見と役は分けるべき」
- 「自由に発信して何が悪い」
- 「強制送還の問題は確かに存在する」
投稿には700件超のコメントが寄せられ、13日時点でも収束の兆しは見られていない。
今後の見通し
キムラは9月12日にInstagramでNHK Eテレの収録報告を投稿したが、コメント欄には批判が続いている。VIVANT第2シリーズは2クールの予定で放送中で、残りのエピソードにどう影響するかが焦点だ。
TBS側が何らかの対応を取るかどうか、キムラ本人が再び直接的な謝罪を行うかどうか。双方の動向が注目される。
Sources:
- 女性自身 - 「テロリストだぞ」VIVANT人気女優 政治的投稿が波紋→謝罪 (2026/09/13)
- SmartFLASH - キムラ緑子 “政府批判” が大炎上 (2026/09/13)
- サンスポ - キムラ緑子 SNS投稿内容を巡り謝罪 (2026/09/12)
- 日刊スポーツ - VIVANT別班女優が謝罪 (2026/09/11)