BLACKPINKのジェニーをめぐり、8月14日のSUMMER SONIC 2026東京公演の映像に「身体の一部が露出しているように見える場面」が含まれる動画がXで拡散した。再生回数は1200万回を超え、8月18日に所属事務所が法的対応を発表。8月19日午前には最初の投稿者とみられるアカウントが停止された。一方で、公式生中継には該当場面が映っていないことからAIによる加工を疑う声も出ており、動画の真偽は確認されていない。

何が起きたのか - サマソニ東京公演後の動画拡散

問題の動画は、ジェニーが8月14日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行ったSUMMER SONIC 2026東京公演のステージ映像。公演中にジェニーの身体の一部が露出しているように見える場面が含まれる「切り抜き」がネットコミュニティやSNSで拡散された。

拡散の規模と経緯

  • 8月14日 - サマソニ東京公演で1時間近いステージを披露
  • 8月15〜18日 - 露出に見える場面の動画がXで拡散、再生回数1200万回超
  • 8月18日 - 所属事務所が法的対応を発表
  • 8月19日午前 - 最初に動画を投稿したとされるA氏のアカウントが停止

最初に動画を投稿したネットユーザーA氏のアカウントは、8月19日午前に停止状態になったことが確認されている。事務所の法的対応発表を受けての削除・停止とみられ、韓国メディアも報じている。

事務所の声明 - 「悪意ある編集・拡散、善処ない」

ジェニーの所属事務所**OAエンターテインメント(オードアトリエ)**は8月18日、公式声明で以下のように明らかにした。

根拠のない誹謗や虚偽事実の拡散をはじめ、アーティストの写真や映像を悪意をもって編集・加工したり、私生活や人格権を侵害する形で投稿・拡散したりする行為が継続的に確認されている

その上で、専門の法律代理人と協力して関連投稿やアカウントのモニタリングと証拠収集を続ける一方、重大な権益侵害事例については民事・刑事上の法的対応を進めると強調。特に「悪意をもって編集・再加工する行為」「特定の写真や映像の一部場面を繰り返し投稿・拡散する行為」「侮辱的な表現や虚偽事実と結び付けて投稿する行為」を名指しで警告した。

さらに、今回の対応については「いかなる示談にも応じず、善処もしない」と宣言。ファンから寄せられた情報提供に感謝しつつ、今後も被害事例を発見した場合は [email protected] に情報提供してほしいと呼びかけている。

公式生中継にない場面 - AI加工疑惑はなぜ出たのか

動画拡散と並行して、AIによる加工を疑う議論も起きている。

韓国メディアが指摘したのは、WOWOWなどの公式生中継や公式配信には該当の場面が映っていないこと。サマソニの公式映像には同じステージ上で露出に該当する瞬間が確認できないため、「切り取り編集」か「AI生成・加工」の可能性を指摘する声が出ている。

ただし、あくまで動画の真偽は確認されていない。観客が撮影した別アングルの映像が存在する可能性もあり、現時点では「実際の映像かAI生成か不明」というのが正確な状況だ。

韓国と日本の法的ギャップ - ディープフェイク規制の差

今回の問題で話題になっているのが、日本にはディープフェイク専門の法律がない点だ。

主な規制罰則
韓国ディープフェイク処罰法(2024年施行)最長7年の懲役
日本名誉毀損罪(刑法230条)など既存法で対応3年以下の懲役・禁錮または50万円以下の罰金

韓国では2024年にディープフェイク処罰法が施行され、虚偽の性映像の制作・頒布に最長7年の懲役が科される。一方、日本には特化した法律がなく、名誉毀損罪やわいせつ電磁的記録頒布罪などの既存法で対応することになる。国内のAI基本法(2025年成立)は罰則規定がないため、抑止力の差を指摘する声もある。

SNSの反応 - 賛否が交錯

今回の事務所声明に対し、SNSでは支持の声が大半を占めている。

  • 「最後まで行ってほしい」
  • 「以前も警告したのに結局何もなかった前例があるから、今回は本当に動いてほしい」
  • 「ディープフェイクは最も気持ち悪くて非人間的なオンライン犯罪」

一方で、過去に似た警告が出てもうやむやになった前例を挙げ、「今回も過激なファン対応で終わるのでは」と懐疑的な声も一部にある。サマソニ大阪公演(8月16日)ではジェニーがステージ上で衣装の問題で涙を見せたことも報じられており、ファンの心配は募っている。

まとめ - 動画の真偽確認と法的手続きの行方

今回の騒動の要点は以下の通り。

  • ジェニーのサマソニ東京公演映像に「露出に見える場面」が拡散、再生1200万回超
  • 所属事務所が民事・刑事の法的対応を発表、「示談・善処なし」と宣言
  • 公式中継に該当場面がないことからAI加工疑惑も浮上、真偽は未確認
  • 最初の投稿者とされるA氏のアカウントは8月19日午前に停止

動画の真偽が確認されるか、事務所が実際にどのような法的手続きに踏み切るのかが今後の焦点になる。ジェニーのファンだけでなく、AI時代の肖像権・名誉毀損のあり方を考えるきっかけとしても注目されている。

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FAQ

ジェニーの露出映像は本物ですか?

真偽は確認されていません。動画に含まれる場面が公式生中継に映っていないことから、AI加工や切り取り編集の可能性が指摘されていますが、観客撮影の別アングル映像の可能性もあり、現時点では判断できない状態です。

事務所はどのような対応をすると発表しましたか?

8月18日に、悪意のある編集・加工や繰り返しの投稿拡散、侮辱表現や虚偽事実と結び付けた投稿などに対して民事・刑事上の法的措置を積極的に取ると発表。「いかなる示談にも応じず、善処もしない」とも宣言しています。

動画を最初に投稿した人はどうなりましたか?

最初に動画を投稿したとされるネットユーザーA氏のアカウントが、8月19日午前に停止状態になっていることが確認されています。動画の再生回数は1200万回を超え、世界で9000回以上の共有が行われていました。

なぜAI加工の可能性が指摘されているのですか?

韓国メディアが8月17日ごろに、公式の生中継・配信には該当する露出場面が映っていないことを指摘したのがきっかけです。同じステージの映像でも公式配信と異なる内容のため、編集またはAI生成の可能性が議論されています。

日本にディープフェイクを規制する法律はありますか?

現在ありません。韓国は2024年にディープフェイク処罰法を施行し最長7年の懲役を設けていますが、日本には特化した法律がなく、名誉毀損罪などの既存法で対応するのが現状です。罰則にも差があります。

出典

※ヒーロー画像: Robbie Klinkenberg / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)